「ツラ(面)」とは、丸子船の舳先のことを差します。
 丸子船のツラには「ツラくぎ」と呼ばれる大きな釘がたくさん打ち付けてあります。これは車でいう「バンパー」のような役割をしていました。
 また、ツラは丸子船の「顔」の中心でもあり、その形状によって船の表情が違います。

「神與丸」のツラ 「琵琶湖博物館」に展示されている丸子船のツラ

昭和30年代後半に西浅井町月出で使用されていた
丸子船のツラ
「勢湖丸」のツラ


 こうして見比べてみると、一言で「ツラ」と言ってもいろいろな形があることがわかります。湖北で多く使用されていた長浜型丸子船のツラには、「屋根」が付けられているのが特徴のようです。


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北淡海・丸子船の館
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